反対咬合の対策と治療

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こんにちは。

つくば研究学園矯正歯科クリニック院長秋山美文です。

今日は、反対咬合(はんたいこうこう)のお話です。

反対咬合とは

反対咬合(はんたいこうごう)とは受け口とも言われ、上の歯よりも下の歯が外側に出た状態をいいます。
下顎が前にあり前歯が反対になっている噛み合わせになってしまっており、奥歯の場合でも上の歯が下の歯より内側にある場合も反対咬合となります。

反対咬合 つくば研究学園矯正歯科クリニック

反対咬合の原因

遺伝性のものが多いのですが、乳歯の虫歯が原因の場合もあります。
歯の生える位置や角度だけに問題がある『歯性の反対咬合』と、
上あごの劣成長や下あごが発達しすぎている『骨格性の反対咬合』があります。
骨格性の場合は遺伝の影響によるものも少なくありません。

 

反対咬合の対策・治療

乳歯を虫歯にしないこと下あごをつきだすような遊びをしないことがとても大切です。

もしも、乳歯の段階で反対咬合に気づいたら、下の前歯が上の前歯より何本前にでているか数えましょう。

4本以内なら自然に治る可能性がありますが、6本以上で骨格的に問題がある場合は、骨格改善を目的とした矯正治療をした方がいいでしょう。

反対咬合 つくば研究学園矯正歯科クリニック

ただし、幼児期または学童期にいったんは治ったとしても、中学生頃の成長期にあごの骨がぐんと伸びることもよくあります。
時には将来、下あごの骨を切るケースも想定されますのでご心配な場合にはお早めに専門医へのご相談をお勧めいたします。

反対咬合 つくば研究学園矯正歯科クリニック

反対咬合の矯正治療

幼児期や学童期に、骨格改善を目的とした矯正治療を行っていきます。

「上顎牽引装置」という装置を1日8時間~12時間程度(寝ている間や家にいるとき)装着することにより、上あごの成長を促します。

また、上のあごを広げる装置もあわせて使います。
幼児期や学童期に骨格を改善しておくことで、下あごの発育を抑え、プロフィールも改善され、成長期の矯正治療が楽になります。

これらの骨格改善の治療は、小学高学年や中学生気になると、治療が困難になる場合があります。

気になることなどありましたら、早めに矯正歯科医に相談をしたほうがよいでしょう。

まとめ

・反対咬合とは、かみ合わせたとき、下の前歯が上の前歯より前に出ているかみ合わせ

・下の歯が6本以上、上の前歯より前にでている場合は矯正を

・幼児期や学童期に、骨格改善を目的とした矯正治療を行うことが望ましい

当医院はお子様の反対咬合についての治療も積極的に行っております。
お子様のかみ合わせについてご心配な方はぜひお気軽にご相談ください。

つくば研究学園矯正歯科クリニック

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