子どもの頃の矯正だけで、歯並びなどの症状が治るものなのですか?
という、ご質問もよくお受けします。
答えは、
はい、治る子もいます。
ただし、ほとんどのお子様は大人の矯正治療(歯にブラケットをつけてワイヤーで治す)を継続したほうがいいと経験上思っています。
なかには大人の治療だけで、子どもの矯正治療が必要のない場合があります。
また、子どもの矯正治療だけできれいな歯ならびが完成する場合もあります。
ケースバイケースですが、経験上はやはり1期治療から2期治療という流れでの治療を行う場合が多いように感じています。
矯正治療には、1期治療と2期治療とがあります。
子どもの矯正治療は、歯を並べてきれいにする治療というより(必要な場合は並べることもあります)、上下のあごの骨にアプローチしての治療となります。
あごの成長を妨げている原因とを取り除き、子どものあごの成長を助ける治療です。
子どもの矯正治療とは、歯ならびや噛み合わせを整えるための土台作りの期間になるのです。
その後、すべての永久歯に生え揃う12歳前後頃、ブラケットを全ての歯に装着して、ワイヤー治療に入ります。
この2つの治療により、歯ならびが完成されます。
子どもの矯正治療を開始して、歯ならびが完成するまでの治療期間としては、とても長く感じるかもしれません。
しかし、1期の子どもの矯正治療をすることにより、2期の大人の矯正治療(ブラケットとワイヤーによる)へ移行した際には、歯を抜いたりする必要がない場合もあり(※症状によっては抜く場合もあります)、治療期間も短縮できるため、早い時期からの子どもの矯正治療をおすすめしています。
お子様の矯正について詳しくお知りになりたい方は是非、お気軽にご相談ください。