何歳ごろから子どもの矯正をはじめるのがベスト？
これについては、お子様の歯並びの種類や重症度など、状態によって治療の開始時期は変わってくるといえます。
〈主な治療開始年齢の目安〉
3歳頃～
下あごが曲がっているといった歯並びのお子様や、受け口と言われる、下あごが出ている状態や前歯のかみ合わせが逆の場合などは、３歳頃から治療を開始したほうがいい場合があります。
5歳～7歳頃～
出っ歯や、歯のでこぼこ、または上下の前歯が開いていて噛んでいない、などの場合は、前歯が永久歯に生え変わる５歳～７歳ころから開始をすることが多いです。
10歳～12歳頃～
骨格的な問題がない場合や、永久歯を抜歯する必要性がある場合などは、永久歯の生え揃う10歳～12歳くらいに治療を開始します。
※上記は主な例として挙げましたが、お子様の状態によって変化することもございます。
何歳になると子どもの矯正治療ができなくなるの？
子どもの矯正を開始する好ましい時期とは、乳歯と永久歯の混じった混合歯列期という時期です。
永久歯が生え揃う永久歯列期という時期になると、子どもの矯正治療ができなくなります。
永久歯列期になると、あごの成長が止まってしまうためなのです。
一般的には、10歳～12歳くらいになると、永久歯が生え揃う時期です。
実際の判断は、永久歯がどのくらい生えてきているかで、矯正治療の開始年齢を決めたほうがいいので、早めに矯正歯科医へご相談されることをおすすめします。
早めの時期にご相談いただくことによって、いろいろな治療の選択肢と、治療期間に余裕ができるというメリットがとても大きいからです。
特に難しい歯並びのお子様の場合などには、治療開始時期が遅れてしまうことによって、どんどん治療が難しくなっていくこともあるのです。
矯正歯科医に相談しても、医師の判断ですぐには治療が始まらないこともあるかもしれませんが、お子様の状態を専門的に診てもらうことにより、親御さんの疑問や不安などの解消に繋がっていくというメリットは大きいと思います。
特に、これから生えてくる永久歯の状態など、通常では見ることのできない部分をレントゲン写真などの資料によって視覚的に捉えることにより、今後の好ましい治療開始時期などもわかりやすいと思います。
早めの時期にご相談いただくことによって、いろいろな治療の選択肢と、治療期間に余裕ができるというメリットもあります。
お子様の歯並び、かみ合わせで気になる時にはお気軽にご相談ください。
